フランスの会議中の様子

製造業の日系企業でのマーケティング、購買のマネージャーとしての今の仕事!

今勤務している会社でどんな仕事をしているかをみなさんの参考になるかと思って記事を書こうかと思います。

ちなみにフランスでCDI(正規雇用)として働いた企業は2社目。

現在フランスのアヌシー、シャモニー、アンヌマス等の大きな町があるオット・サヴォア県の日系の製造業の会社で勤務しています!

フランスで行っている作業は、主に日本の本社から輸入した部品の組み立てとその販売です。

日本に本社がありますが、ヨーロッパ、アフリカを担当しているうちの会社は、所謂中小企業で、日本人は自分含めて4人、その他40人近くはフランス人です。

これでも、自分が入社した4年前当初はからは随分人数が増えました。倍増したくらい?

日系の会社なので、入社当初も日本人とのやり取りがメインで、ボスも日本人なのですごく慣れやすい環境でした。勿論、以前はフォーワーダー(輸送)会社で働てきたので、いろいろと製造業的な技術を勉強する必要があり大変でしたが、何とか板に乗ってきたような気がします。

時間も経つのも早いですが、いつの間にかいろいろ仕事でもみくちゃされながらも今は何とか仕事をさばけるようになりました。

現在担当してる仕事

マーケティング、購買のManager兼会社代表のアシスタントを兼務しています。

本当に3部門をやるなんて今まで話聞いたことないんですが、それを実際にやってます。とにかく仕事範囲が広いので全然回ってないですが、真面目に頑張ってくれるアシスタントのお陰でなんかもってます。

マーケティングの仕事

簡単にまとめると、主に展示会への出展準備、HPやSNS上での広告やその他新情報のUPDATE、製品のパンフレット、製品紹介ビデオや技術資料を作ったり等、営業が製品を売るのに役立つ場や道具を提供することです。

ちなみにプライシングとかはしてないので、マーケティングでもどちらかと言うと現在は余裕がなくて裏方の仕事のみです。

自分が入社した当初はHPの更新と技術資料しかなく、また当初は技術資料、その他パンフレット等もHP上に載せてなかったり等あまりインターネトを活用していない環境で最低限で運営してきたので、その頃から比べるとかなり飛躍に貢献できました。まーそれでもまだまだ他の会社がやっていることと比べたら全然追いついていないので、今後もいろいろやることあり過ぎですね。

残念ながら本社のマーケティング戦略が頼りないので、基本ヨーロッパの現地ですべてマーケティング資料を作っています。まだまだ、これから出る新製品のビデオ、技術資料作成、HP自体の改善、コンテンツを豊富にしたりと沢山する子tがあります。

購買の仕事

フランスで製品を組み立てる為に複数のサプライヤーからの部品の調達購入と輸入通関業務、輸送業者とのネゴ。また営業からの情報を元に将来の製販を予想して購入量調整。棚卸しの準備から在庫試算表作りまで。

また、納期等でお客さんからクレームがでない程度にこちらにある在庫も頑張って減らさないといけない(減らせば減らせる程会社の現金が増え、資金繰りがよくなる)のでただ単に購入するだけでじゃなく、船で2か月後に到着するタイミングと将来の消費予定を予測して購入量を決めるのがすごく難しいです。

でも、それが毎回経験をベースとした賭けみたいな感じで自分はすごく好きですね。賭けに負ければ不良在庫が増えますし、賭けに勝てれば将来すごくちょうどいい在庫になる。それがなんか購買の面白みかなと思います。
後は、サプライヤー評価、在庫価格の計算をして資産表作成等があります。

ほとんどが本社からの輸入なので相手しないといけないサプライヤーの数はそんなにないですし、基本同じ業者からの購入が多いので、新しいサプライヤー探しとかはしてません。なんでバイヤー的な機能は不要です。

5%のわずかな部品、アクセサリーを欧州域内で調達してますので、サプライヤーが多すぎで大変!とかの苦労もまったくありませんが、ヨーロッパ現地生産化が進めば、いつかヨーロッパのサプライヤーを駆け回って価格をネゴするようなバイヤー昨日が必要になるかもしれません。

欧州のサプライヤーは基本いつも決まった業者がいるので、問題なければずっと同じ会社と仕事しています。5から10社くらいでしょうか。

前職の輸送は得意なので、輸送費用については特に目を光らせています。

自分が会社で広く担当している中で一番好きなのは購買で、そこをどんどん今後伸ばせたらな~って思っています!

会社代表のアシスタントの仕事

主に本社との雑務のやり取りだったり欧州代表のフォローです。

通訳だったり、必要書類を各課から集めたり、プレゼン準備、来賓のレセプションや滞在手配だったり、会社代表の代弁をしたりしています。

会社の潤滑油みたいな役目で誰か一人は会社にいないとうまく回らない機能です。何でもやらないといけないので大変ですが、代表のいつも傍にいるので一目置かれるポストではあると思います。

それでもやはり結構フラストレーション溜まる何でも屋さんです。

会社の雰囲気

日本人の同僚は勿論、フランス人の同僚も皆優しくて、すごく働きやすい環境です。中小企業のいいところの助け合いもあるし、和気藹々とした雰囲気☆

人がみんな純粋素朴な感じ。どの会社にも一人はいるヒステリックな人や忙しいで期限が悪い人がいますが、全体として仕事できるできない関係なく人間関係には恵まれたなと思います。頼んだら大体みんなやってくれるし、でもそれは日系の会社で自分が日本人だからっていう理由でもなさそうなので。

勤務体系

一般職員は出社時間は7時30分~8時30分の間に出勤。退社は16時45分~17時45分の間に退社します。昼休みは12時~14時の間で45分最低取ること。

また、この会社でいいなと思ったのが、毎日9時30分から45分までコーヒータイムがあること。この時間に事務の人も工場の人もみんな一堂に会うので普段一緒に仕事しない人達も一緒になって世間話して仲良くなれます。あまりない休憩時間ですが、すごく独特ないいアイデアだなと思いました。

ちなみに自分はCadre(管理職)級なので、特に出社、退社時間はそこまで守る必要もありません。勤務時間は時間数でカウントされず、勤務をした日数で管理されます。

なので、極端な話、一日5分タイムカード付けても、20時間働いたとしても、1日としてカウントされ、勤務時間によって給料が増減することもありません。朝、病院に行って午後働けば1日働いたことになります。

結局時間をいくらかけようかは自由で、あまり遅れずに会社から要求される結果を出せてればいいことになります。なので、忙しい時は20時とかくらいまで残ることもありましたが、大体は17時~19時の間には帰宅できています。

朝から晩までPCでの仕事なんでそれが辛いです。肩こり、目の乾燥等少ししんどい時もあります。

自由が利く、これがCadreのいい点でしょうか。また、Cadreは年間勤務日数が決まっています。218日働けばいいと決まっているので、きっちに218日働けば残り147日は全て休むことができます。かなり「休み過ぎなんやないか?」と自問自答するくらい休めます。ほんと日本とは比べようもないくらい休めますね。

通常の人は週末抜きで25日の有休があるので、週末等入れれば5週間年間に休むことができますが、Cadreだと7~8週間休むことができます。3週間夏休み、年末に1、2週間で更に3週間あまりますから、すごいです。

日系の会社の日本人としてのフラストレーション

ここの会社ということではなく、日系の会社にいるとみんな言うことを聞いてくれたり、優しくしてくれたりするのは自分が日本人だから?とか思ったりするときもありますが、実際はどうなのかわかりません。日系だから日本人の言うことは絶対!みたいな認識がある人もいるので。

一般的にフランスにいる日本人は大体、日英仏の3か国語は喋れる人がほとんどなのと、日本人が真面目で責任感もって仕事してくれるから、日系の会社で日本人が代表だと大体普通に真面目にやってれば仕事の評価もフランス人に比べると優遇されます。

それもあって、たまにフランス人に、「自分はフランス人だからあなたみたいに上に行けない」とか、「日本人だから優遇されてるんでしょ」とか、軽く嫌味を言われることもあります。ぼそっとそんなこと言われる度にムカッとします。

ただ、普通に考えたらわかると思うのですが、日本語含む3か国語喋れて真面目に働くから日本人は優遇されるのであって、単純に「日本人だから」っていうことで「どんなバカな日本人」でもっていう訳ではないし、人種差別で日本人が特別優遇されてるみたいな認識を持っているフランス人が実際に多いのは残念です。フランス人の被害妄想!?

だからこそ、フランスの日系企業に必要とされる日本語を含んだ3か国語が喋れて、真面目に働く人が多い人種が偶然日本人っていうだけで、外国人でも同じ条件を満たす人は同じように評価されるべきだと思いますね。

最後に、

別に記事を書く予定ですが、日系の会社だと日本人がある程度、給与・待遇で優遇されやすいのでお勧めです。特に専門知識がなく初めての分野でも、やる気があれば担当させてくれたりします。

ただ、日本人だからいろいろ自分の担当する仕事以外も時には担当さざるを得ない場合が多いです。かと言って、フランス人みたいに、「自分の任務として契約書に書いてあることしかできません!」とかいうと、「フランス人みたいなこと言うね」とか嫌味を言われたりするのが難点です。

日本人は、フランス人の同僚のことが不満な場合、「フランス人だからね」と卑下したりしますよね。それ故、フランス人が文句言うと、「フランス人だから仕方ない」と思ってあまり追求しませんが、フランス現地採用でもフランス人と同じようなことを言うと、「日本人のくせに」みたいに評価してくれなくなるんで、フランスにいても日系の会社で日本人の上司の下で働くということは、上司部下の関係では日本で働いているのと同じ、ということを忘れないで下さい。

以上、現在の仕事のリポートでした!仕事に関する質問とかあればいつでも答えますので言って下さい!

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